第3話。身体的・精神的に追い詰められている人の気持ち。適応障害になった看護師
もう限界なのかもしれない。誰にも相談が出来ない。病院に行くことが辛い。
「いい加減そろそろ仕事覚えたよね?」と同僚から言われます。仕事を覚えたくても覚えられない、何もかもから逃げたい。どうしたら良いのか、と相談出来る同僚は勿論いない。
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頑張ることが出来ない
家族や友人は私に言います。
「まだ辞めるのは早いんじゃないか。もう少し頑張ろう。仕事できるようになったら変わるよ」
精神的に追い詰められている私にとって、この言葉は中々受け入れられない心理。
ここ最近は一人で考え込むことが増えました。考え込む程にどつぼにはまり、不眠症になり倦怠感は依然より増しました。精神的にも身体的にも辛くなってきました。辛い。
求人広告を見ると心が落ち着く
身体的・精神的にも追い詰められて、もう仕事が手につかない。今でも逃げたい。
こんな私でも、もう一度別の病院で働きたい。仕事を変えられないだろうか。
唯一精神的に落ち着く行動として、看護師転職サイトを見ると辛い気持ちが少し落ち着く。選べる病院を見るだけで、ホッとします。そして泣きたくなります。
間違いなく行っている行為は現実逃避だと思いますが、今の私はそうでもしないと心が落ち着かないのです。
看護師転職サイトにて以前働いていた病院の求人を見ると応募したくなります。ただ出戻り再就職は私自身の気持ちの面でも、相手方の病院にとってもハードルが高いはず。それでも働きたいな、と毎日願う。
こうして看護師転職サイトやハローワークを見ている内に、いつの間にか時間が過ぎます。辛いことを忘れられます。
頑張って働こうと考えると苦しくなる
辛くても仕事をしなければならない。私は家族がいます。無職にはなれません。これ以上、家族を巻き込んでしまうことは出来ない。
では、どのように考えを改めれば働けるのだろうか。
同僚や上司の指導はきつくとも、今後自身を成長させる糧だと思い頑張る。人間関係の再構築、自分から積極的に話しかける。相談できる相手を見つける。辛いときは周囲に相談する。
出来ない。もう出来る段階ではない。
今までの私なら行えた。負けず嫌いで、気持ちでは誰にも負けたくなかったことが仕事の原動力。
今はそれすら出来なくなった。看護の勉強が好きだったのに、どうしてだろう。やっぱりもう駄目なのかもしれない。
理想は今の仕事を継続すること。家族との生活を含めて。ただ自分の身体や精神的には限界を感じてきている。どうしても今の環境が馴染めない。
馴染めないからと言って、次の仕事を決めないまま辞めるのは避けたい。次の仕事を決めないで辞めるなら、半年前の自分と一緒です。何もかも嫌になって、後先考えずに辞めた自分の失敗の経験。
どうしたら良いのか。ネガティブな言葉しか生まれない。職場が怖い。同僚・上司が怖い。