最終話。適応障害からの立ち直り。私はこれからも働き続ける。適応障害になった看護師

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最終話(第9話)適応障害からの立ち直り。私は働き続ける。適応障害になった看護師⑨

新年度(4月より)に向けた今後について病棟師長と面談がありました。

前回記事

第8話。部署異動後6ヶ月の振り返り。トラウマに立ち向かう

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病棟師長に今の気持ちを素直に伝える

私の今の気持ちを素直に伝えました。

・前部署の人と関わることに不安があること。今でも病院に来ることが苦痛な日もある

・前部署に近付くことすら嫌悪感がある。それは時間が経ったとしても消えない。転職することを考えている(これは本当にこの病院から離れたいので)

・ただ適応障害を乗り越えて看護師として立ち直りつつある。そんな私が働けている今の病棟には物凄い感謝していること

と伝えました。すると師長が泣いていました。面談にて素直な今の気持ちを伝えられて良かったと思います。

適応障害になった看護師

適応障害になった経緯としては、看護師6年目で初めて人間関係につまずいたのがきっかけでした。

当時は看護についての技術や知識に関する指摘もありましたが、比較的にパーソナルな部分(表情や仕草など)にも指摘がありました。

今までなら乗り越えられたようなことも、乗り越えられなくなりました。好きだった看護の勉強も嫌いになりました。

看護師以外の社会人経験もありましたが、自ら「すみません。帰らせてください」と言うのは初めてでした。あの頃の自分は本当に追い込まれていたのは間違いないです。

そんな私は部署異動をすること、環境を変えることで看護師としてまた働くことが出来るようになりました。

適応障害については私のように部署異動で解決する人もいれば、そうでない方もいるはずです。解決方法は様々あります。

例として、環境に適応するように我慢しても働き続ける人もいるはず。そして環境を変える意味では退職して新しい病院に勤める人もいるでしょう。

上記のように色々な解決方法はあると思いますが、経験者が語れる唯一のことがあります。

自分自身を一番大切にしてください

精神的に追い詰められると普段しないようなミスも起こします。そして普段なら行えたことも出来なくなることもあります。

自分に無理をすると良いことはありません。看護師は身体が資本です、もちろん精神的に安定していることは絶対条件です。

もしこの記事を読んでいる方で、私のように職場で精神的に追い込まれた場合は、まずは自分自身を大切にした選択をお勧めします。

適応障害は他人事ではありません。再発の可能性もあります

私は中途採用看護師として新しい病院に就職したきっかけで適応障害になりました。

新しい場所に適応することであれば、新人看護師さん、中途採用看護師さん、病院内での部署異動看護師さんも適応障害になる可能性はあります。

環境の変化は精神的な負担になりえますので注意が必要です。なので私もまた同じようなことになる可能性は十分にあります。

私は今回の経験から、より同僚に親切に接することを心掛けています。それは同僚への声掛けも含まれますし、もちろん困っていることがあれば手伝います。

あとは同僚の変化に気付くこと。辛そうにしていたら自分から声をかけれる人になりたいです。理想は高いですけけどこれらの実現の為には、相手に頼られる存在になるのも一歩だと考えています。

適応障害になった看護師はこれからも働き続ける

今回で適応障害の看護師の記事は最後です。

それは適応障害から完全に立ち直れたわけではありませんが、私自身は前向きに看護師としてまた働くことが出来ているからです。

もちろん今の療養病棟で嫌なことはあります。苦手な同僚、上司も勿論います。それでも働くことが出来ているだけ、看護師として成長しました。

この適応障害になった看護師の記事を読んで、少しでも適応障害になった方の気持ちが伝わればと思います。

もし私のように休憩中ひとりでテレビを見てボーっとしている人がいましたら、声をかけてあげてください。助けを求めているかもしれません。

精神的に追い込まれることは辛いです。当事者なので言えますが、一人でも私のような適応障害になる看護師さんが減ることをお祈りします。

最後になりますが、もう少しで今の病院に勤めて1年になります。適応障害を良い捉え方で考えれば、人間的に成長した1年でした。私はこれからも働き続けます。

以上。まる(@maru02ns)でした。

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看護師ブロガー
看護師向けブログ『ぴのまるさん』の運営しています|転職活動・心電図用語の解説・資格取得体験記が主な記事です。少しでも看護師の方や医療者の方の参考になれば幸いです。
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