【まとめ】私の心電図検定勉強方法の紹介。看護師の心電図検定に向けて⑯
心電図検定は1級から4級まであります。以前は4級がなかったので、心電図が好きな人が増えてきている証拠でしょうか。
そんな心電図検定を受験する方の悩みの一つが勉強方法。どんな勉強方法をしたら良いのか、こればかりは正解がないように思えます。
そんなわけで今回の記事は私の心電図検定勉強方法のまとめです。一つでも参考なればと思い、以下に書かせて頂きます。
看護師の心電図検定勉強方法を紹介します
今回の記事は私の心電図検定受験体験記のまとめでもあります。その体験記を最初から読んで頂ければ各記事に情報が散らばっていることがわかります。
それを整理してみました。少しでも心電図検定受験に役立てて頂ければ幸いです。
STEP①心電図検定を受験することを決める。公式問題集&ガイドを購入する
まずは相手を知る為には心電図検定公式問題集&ガイドを購入します。
心電図検定公式問題集&ガイドを購入してみて、実際の問題に触れてみましょう。思いのほかに知らない単語が多い事に気付くはずです。
もし知らない単語が少ない方は相当な心電図の知識の持ち主だと思います。そんな方は正直言って羨ましいです。
こんなに心電図のことがわかっていなかったんだ。と気持ち的に落ち込んでも、地道に問題をこなしていけば自然と心電図判読に慣れていきます。
STEP②公式問題集&テキストだけでは心電図基礎用語が理解出来ないことに気付く
ここは個人差があるかもしれませんが、私の経験談で進行させて頂きます。
私は公式問題集&ガイドを解いていきます。知らない単語に多く出会います。解説を読みます。
ここが大事なところです。解説を読んでも知らない単語の意味が良くわからないのです。
私は公式問題集&ガイドだけでは太刀打ち出来ないことに気付きました。そうなると何の本を購入すれば良いのか、と考えました。
心電図検定2級を目指していたときは、手持ちにある本で対応をしていました。例に挙げますと以下です。
例えばですが『病気がみえる』の心電図の項目で、知らない単語(私は主に12誘導の読み方に関わる基礎用語)を改めて勉強しなおしました。
なので心電図検定の勉強をすることで12誘導心電図判読を自然と学んでいくことになります。勉強して気付きましたが、12誘導心電図判読には心電図基礎用語が大事ですね。
もし私が今年に心電図検定を受験するならこちらの本がおすすめ
心電図本は数多くありますので、心電図基礎用語の復習は個人の読みやすい本で大丈夫だと思います。もし私が今年に心電図検定を受験するなら以下の医学書を参考にしますね。
ある程度の心電図基礎用語はこれでカバー出来ると思います。
気になる方は下記を参考にして頂ければと思います。
【心電図検定対策のおすすめ医学書①】『レジデントのためのこれだけ心電図』
そんなわけで今回は上記2冊を紹介させて頂きましたが、心電図に関する本は数多くあります。
新たに購入しなくても、自宅にある本で対策出来るはずです(現に私は上記以外にも自宅にある心電図本からつまみつまみで心電図基礎用語知識を増やしました)
STEP③心電図基礎用語を覚えたところで12誘導心電図判読対策の本を購入する
公式問題集&ガイドを解き続けると問題にも慣れてきて、答えを覚えてしまいます。これは私の経験談です。
そしてある程度心電図基礎用語もカバー出来ている状態で、次に考えるのは12誘導心電図の判読に慣れることです。
症例を多く見るためには別な心電図本も必要と感じました。私は心電図検定を主催する日本不整脈心電学会が出している本なら、その問題がそのまま使われる可能性があるのではないか、と言う推測を立てました。
そんなわけで私は12誘導心電図判読対策に実力心電図を購入しました。
日本不整脈心電学会が出版していることもあり、公式問題集&ガイドでわからない単語もカバーされています。
内容は濃いです、持ち歩きにも不便な大きさです。それでも何度も読み進めると、12誘導心電図を読み解くパターンに慣れてきます。
他の心電図検定を受験されている方が参考にしていた成書
私は実力心電図を使用して勉強しましたが、Twitterなどでは別な本を使用して心電図検定について勉強されている方がいました。こちらも参考になると思うので載せておきます。
上記に関しても自身の読みやすい本があるはずです。実際に本屋さんで本の内容を比較したうえで選んで頂ければと思います。
STEP④心電図検定の級に合わせた難易度により対策を練る
実際の試験の難易度に関しては公式問題集&ガイドでわかります。
公式問題集&ガイドは2級・3級受験者向けの本なので、2級・3級を受験する方はそちらを参考にして勉強を進めると良いと思います。
今年度から4級が新設されますが、基本は公式問題集&ガイドで問題に慣れるのが良いと思います。
1級受験に関しては公式問題集&ガイドでも少しだけ問題がある程度で、対策は難しいです。
実際に出題された問題は下記を参照して頂ければと思います。覚えている範囲で本当に少しだけ紹介しています。
心電図検定試験の過去問?実際に出題された問題をまとめてみました
こんな問題が出るとは思わなかったと言うこともありましたが、基本に忠実に勉強すればある程度は答えられました。
STEP⑤実際の試験問題を想定して問題を解く
心電図検定では毎度のことですが、試験問題は回収されますのでどのような問題が出たかどうかの情報は把握しずらいです。
他に覚えておいた方が良いのは、5肢択2の問題がありました。対策としては今までと一緒で、地道に正解を導くほかありません。
STEP⑥試験日まで地道に勉強していくのみです
私の実際の心電図検定対策としては以上です。あとは地道にこつこつと勉強して試験に臨みました。
もし上記のことに付け加えるならディバイダーは個人的には持っていた方が良いと思います。ディバイダーを使用して解答出来る問題があればラッキーなぐらいです。
あとは12誘導心電図だけでなく、モニター心電図判読の対策として私はゲームをしながら勉強しました。
心電図検定1級受験対策。らくらく心電図トレーニングDSを購入する。看護師の心電図検定に向けて⑧
今回のブログ記事を参考にして頂きました
看護師のブログを運営しているyoshiさん。
あくまで私も一人の心電図検定受験者。そして今回の記事では私が行った勉強方法の一例を紹介していますが、実際に受験された他の人の体験談も参考になりますよ。
心電図ど素人看護師が約4ヶ月で心電図検定2級に合格できた理由
STEP⑦SNSを活用する。大切なのは自分と比較しないこと
昨今の心電図検定事情を反映して⑦を追記します。
以前に比べると心電図検定の受験者数が増えました。なので私のような記事以外にも様々な方がSNSで心電図検定の情報を発信しています。
個人的に大切にした方が良いのは以下のことです。
心電図検定受験で大切なこと
- SNSを見て周囲と知識の差を比べない
- もし知識に差があっても落ち込まないで自分のペースで知識を増やす
心電図検定は様々な職種の方が受けることが出来る為、そもそもの心電図知識のベースは人それぞれ異なります。
SNSを通じて心電図についての深い知識のやりとりを見て、何を言っているのかがわからない。そんなことはありませんか?私はあります。
そのやり取りを見て周囲と自分を比べないでください。人それぞれ心電図知識のベースは異なります。周りは周り、自分は自分と割り切り、少しずつ知識を増やしていけば合格に近付くことが出来るはずです。
心電図検定は自分の心電図知識の振り返りにもおすすめです
長々と私の心電図検定勉強方法のまとめを書いてみました。
心電図判読の得意、不得意分野も人それぞれあると思うので、勉強方法も色々とあるはずです。そんな中で今回は私の一例を紹介しましたが、色々と試した結果で自分のやりやすい勉強方法に出会えたら良いな、と個人的には思っています。
心電図検定は心電図知識を深める良い機会です。それでいて資格が取れれば、自分自身に自信がつきます。
少しでも心電図検定に興味のある方の後押しがこの記事で出来れば幸いです。以上。まる(@maru02ns)でした。
今回紹介した本・物品のまとめ
改訂3版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級
心電図の読み方パーフェクトマニュアル―理論と波形パターンで徹底トレーニング!
12誘導心電図よみ方マスター トレーニング編: 厳選50問に繰り返しチャレンジ!