【まとめ】私のJHRS認定心電図専門士勉強方法の紹介
資格取得を目指す為には、ある程度試験対策を踏まえた勉強方法も必要だと思います。ただ勉強方法は個人差があります、それはどの勉強にも共通してのこと。
そんな色々な試験対策に向けた勉強方法がある中の一つとして読んで頂ければ幸いです。この記事がJHRS認定心電図専門士受験を目指す方の参考になれば幸いです。
前回記事はこちらです
JHRS認定心電図専門士の試験問題とは?受験してきた看護師のまとめ
【まとめ】私のJHRS認定心電図専門士勉強方法の紹介
JHRS認定心電図専門士の試験情報が少なく、私なりに試験対策をしてきた歴史があります。それは下記の記事を参考にして頂ければと思います。
今回はそのような歴史を経て、実際に出題された問題と照らし合わせたうえでの勉強方法まとめ記事です。
①試験範囲についての情報収集を日本不整脈心電学会ホームページより得る
確認しておきたいところは試験範囲についての情報です。私が受験したときは『実力心電図』の項目が全てでした。
もし今後試験範囲が変わる可能性もあるので、受験前の最初に確認しておくと良いかと思います。
②試験問題の対策を練る
JHRS認定心電図専門士の試験問題は公開されておらず、当時に問題は試験終了後に回収されます。なので実際に受験した方から情報を得るしかありません。
私が受験したときのJHRS認定心電図専門士の試験問題は下記にて概要を公開しています。今回の記事の最後にもリンクを張るので、興味のある方は参考にしてみてください。
大きく分けて前半後半の2つの問題に分かれます
前半は心臓の解剖生理、心電図検査方法・歴史、ME機器について等と言った心電図検査にまつわる全般の問題です。
後半は主に心電図判読について出題されます。
③前半部分の心電図検査にまつわる全般の問題対策には『実力心電図』
これは第1回JHRS認定心電図専門士を受験した人ならばわかるはず。心電図の歴史!?わからないよ!?と最初から頭を悩ませたはず(そんなわけで私は試験開始当初から絶望を味わいました)
意外とこの前半部分に関してはフクダ電子の心電図講習会で触れられているところもありました。もし心電図検査全般について学び直しながら受験することを考えているなら、是非こちらも利用して良いかもしれません。
ちなみに私はこの講習会で試験情報を入手していました。
看護師が受験してみて大変と思うところは前半部分でした
心電図検査の適応だったり、どのような環境下で心電図検査を行うか等と言った部分は看護師に馴染みが薄いはず。
更に言えばME機器については、そこまで知りつつ看護をしている人はいるのだろうか。そんなこともあり、前半部分の勉強は大変。何せイメージがしづらいのです。
と何度も挫折しかけました。
そんなわけで、あくまで今までの受験者は臨床検査技師さんです。そこに医師や看護師が受験出来るようになった試験と言うことを忘れずに。
④後半部分の心電図判読には『心電図検定テキスト』
心電図判読に関しても『実力心電図』でカバーは出来ます。しかし読み進めているだけでは試験問題に慣れません。
後半部分の心電図判読問題の形式は心電図検定の出題方法と酷似しています。なので『心電図検定テキスト』を使用することで、試験問題の慣れを兼ねて勉強を進められると思います。
それには理由がありまして、私は『実力心電図』のみを読み進めて対策をしていました。そして実際の試験問題を解いてみると悩むことが多くありました。
時すでに遅し。そんなわけで私のようにならない為にも『心電図検定テキスト』を活用することをおすすめします。
もし『心電図検定テキスト』を使用するとしたら何級程度の問題なのか
実際に第1回JHRS認定心電図専門士試験の受験者の一部の声として、心電図検定2-3級程度の問題レベルだったと話が出ていました。
その後の第2回試験では1-2級程度の問題が出たとの話もあります。
今までの傾向で考えると、どの級が出ても対応出来ることが望ましいと考えます
ちなみに私も受験した問題を改めて振り返り、心電図検定テキストを読んでみたところと似たような問題が出題されていました。
JHRS認定心電図専門士も心電図検定も主催するのは日本不整脈心電学会なので、その辺は学会が販売しているテキストから問題が出されても不思議じゃないかもしれません。
⑤前半部分、後半部分の問題どちらを重視するか
個人的な感想ですけど、看護師が対策しやすいのは圧倒的に後半部分だと思います。
心電図判読問題で正解数を稼げれば、前半部分の問題で多少自信がなくても合格出来るチャンスは増えるはず。
もし後半部分で勝負をする場合は是非『心電図検定テキスト』を使用してみてください(もちろん他の心電図問題が載る医学書でも代用可かと考えます)
⑥試験日まで地道に勉強していくのみです
そもそも受験する方のハードルが高いJHRS認定心電図専門士試験です。更新のことを考えると、心電図検定に比べると受験者は少なくなると予想されます。
周囲に受験する人が少ないとしても、地道にこつこつと勉強していきましょう。
心電図判読から心電図検査にまつわる知識まで幅広く学べる資格です
勉強方法の記事として本文を書きましたが、これは私の振り返りでもあります。色々な勉強方法があるなかでの一つの参考になれば幸いです。
JHRS認定心電図専門士試験の情報が少ないなかで、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。以上。まる(@maru02ns)でした。